おはなし
……読み比べてみたい昔話
共に<嫁としゅうとめ>をテーマとしたお話です。
高橋ハナさんの昔話CD(第2巻)の内容はこちら
高橋ハナさんの昔話CD(第3巻)の内容はこちら
ある所に仲の悪い婆さと嫁がいた。彼岸がきたので婆さが「ヒガーンが来た」というと嫁は「ヒガーンじゃなくてヒガン」だと言い張る。どちらが本当かお寺の和尚さんに聞いてみようと言うことになったが…。
ある所に仲の悪い嫁と姑がいた。嫁は姑を殺そうと、毒の入った饅頭を作ってくれと饅頭屋に頼みに行った。毒饅頭を作ってもらい姑にやると「旨い饅頭だ。こんなに旨い饅頭を買ってくれた嫁を大事にする」という…。
ある所に仲の悪い嫁と姑がいた。嫁は毎日後生願いで寺に参っていたのを焼きもちを焼いて、鬼の面を付けて夜、森へ行って嫁の帰りに驚かせてやろうとしたが、嫁は驚かず、姑の鬼の面が取れなくなってしまった…。
ある所に父と母と男の子がいたが、母親が病気で死に後妻が来たが、この子が後家になつかないので、憎くて医者に頼んで毒の入った薬を盛ってもらった。医者は旨い物に毒を入れたからと言って後家によこしたが…。
昔、婆さと嫁がいた。婆さはもらったぼた餅を重箱に入れて「嫁が見たら蛙になれ」と言って出かけた。それを見ていた嫁はぼた餅を全部食べて、代わりに池の蛙を入れておいた。婆さが帰ってきて重箱の蓋を開けると…。