越後の昔話名人選CD⑤ 第5巻 山崎正治(やまざき しょうじ)
プロフィール
新潟県旧刈羽郡小国町法坂出身、在住。大正14年生まれ 平成25年死去
37年間、小学校教員を勤め、教室で昔話を語り続け子供たちに強烈な印象を与える。小国雪祭り「瞽女唄と昔話の会」「語り尽くしの会」連続出演。各地で好評を博す。昔話学習会講師。郷土史研究家。
演目解説
① 縁結びの話(1998年)10:11
なる神三蔵という侍がいた。戦争に出たが、負けて出雲の社の下で眠ってしまった。目を覚ましたら出雲の神様が縁結びの相談をしていた。縁の下の侍に似合う嫁が居ないかと相談したが…
② じさと豆(1999年)8:32
爺さと婆さが始めたら、でっかい豆がころんと出た。その豆をめぐって爺さと婆さが争った。爺さの留守に婆さが炒って食ってしまった。爺様が豆を探してネズミの穴に入って行った。
③ 草刈った(1999年)3:38
爺さと婆様が居て、婆さが洗濯していたら、イモが流れてきた。イモを煮て、爺の帰りを待っていた。爺様の帰りを待っているうちに一人で食いすぎて屁がでて外に匂いが爺様に届いた。
④ 笑う骸骨(2000年)7:10
七兵衛と権蔵が旅に出た。怠け者の七兵衛は働き者の権蔵を殺して金を盗んだ。一人で前の場所に出ると唄が聞こえてきた。木の上に骸骨が下がって唄っていた。それは権蔵の骸骨だった。
⑤ 地獄荒らし(2000年)12:52
医者ろんと山伏と軽業師と3人がふぐ料理食って、フグの毒にあたって3人は死んでしまった。3人が閻魔様の前に出て、3人とも地獄にやられることになった。3人は知恵を働かして地獄から逃れた。その知恵は…。
⑥ 三枚のふだ(2001年)11:50
あるお寺に和尚と小僧が住んでいた。和尚が小僧に山に行って花をとってくれと頼んで、3枚の札を預けた。小僧が花取っているうちに日が暮れてしまった。向こうに明かりが見えた。そこには婆様が一人いた。
山崎正治さんの「地獄荒し」を聞くことができます。
語りの最初の部分だけですがお楽しみください。(上の演目解説もご一読ください。)
第五巻 山崎正治 CD番号:CD05
地獄荒し(語り:山崎正治)
(mp3・12分52秒の冒頭2分程度)
小さな会場での録音です。楽しい語りの座にあなたもご一緒ください。