人とキツネ(『高橋ハナ昔話集』)
- 人とキツネ(ひとときつね)
- 狐:「全国的に稲荷の使者と見なされ、また直接狐を祭ったという伝承もあるごとく、早くから神の使いと信じられてきた。比較的人里に近い山林に住み、生殖や採餌の行動が季節によって特異な点があることから、農民には農耕神の示現を意味するとも考えられていたらしい。このような狐に対する信仰が変化衰退して、その変怪神通力も化ける、化かすなどとして受けとられるようになったといわれる。昔話の構成要素としての狐は、多くの昔話に登場する重要な存在で、多彩な様相を示している。」(『日本昔話事典』弘文堂1977より)
……読み比べてみたい昔話
共に<人とキツネ>をテーマとしたお話です。