新潟県の名人級の語り部を選定し収録した越後の昔話CD。語りの達人と言われる古老が地の方言で語る貴重で楽しい新潟県民話語りの醍醐味をご堪能ください。民話ファンや昔話の語り部を目ざす方は是非聞いてみたい昔話CDです。

片目のじさ

高橋ハナむかしがたり

新潟県長岡市(旧三島郡越路町)の高橋ハナさんの昔話。昔話独特の語り調子と、いきいきしたリズムが分かるとお話が語り始めます。ぜひCDでむかしばなしを聞いてみてください。

片目のじさ(おろかな動物)

あったてんがの。

あるどこへじさとばさがあったと。

じさは目が悪くて左の目がつぶれてしもうたと。

あるどき、じさがよそへ行って、晩方になっても来ないと。

ばさが心配していたとこへ、じさが

「ばさばさ、今帰ってきたろ」

とようて帰ってきたと。ばさは

「じさがおそいんだんが、心配していたろこら」

そうようて、じさを見たら、じさは左の目がつぶれていたてがんに、こんだ右の目がつぶれていると。

ばさは「こらあ、キツネが化けてきたな。じさの片目をまちごうて化けて来たな」

思うて、ばさは

「じさ、おまえ、また酒飲んできたな。酒飲んでくると、いつも俵の中に入らっしゃるがらのし」

とようと、じさは

「そうらったかな」

とようて、じさは俵の中に入ったと。またばさが

「じさ、おめえ、俵の中に入ると、いつもなわでしばられようとようがのし」

とようと、じさは

「そうらったかな」

とようて、なわでしばられたてんがの。またばさが

「じさ、おめえはいつも火棚(ひだな)に上げて火をたけといわれるがの」

とようんだんが、じさは

「そうらったかの」

とようて、火棚に上げて、火をたいていぶしたと。

こんだばさが夕飯をしるとって、魚を焼いているてんがの。

じさはせつながって、俵から出ようとしるろも、しばってあるんだんが、出らんねえでいるろこへ、ほんとのじさが帰ってきたと。

どんどん火をたいてキツネを殺してしもうたと。

いきがさけた。

おはなし

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