おはなし
……読み比べてみたい昔話
共に<異類交流>をテーマとしたお話です。
高橋ハナさんの昔話CD(第2巻)の内容はこちら
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ある所に樵がいて、木を切っていると日が暮れたので、火にあたっていると、一つ目の化物が出てきて火にあたっていた。「おかしなもんが出てきたな」と思うと、「爺さ、今、おかしなもんが出てきたなと思ったな」と言う…。
ある貧乏な家に兄がいて、いくら働いても貧乏なので旅に働きに出ようと、ワラジを作りに作業場へ行くと痩せた小さい爺さがワラジを作っていた。俺は貧乏神だが、お前が旅に出るなら俺もついて行くと言う…。
ある坊さんが村を歩き廻っていた。村外れに乞食がいたので、何かやろうと思ったが何も持ってなかった。百姓がイモを洗っているのが見えたので、三つ四つもらおうと頼んだが、このイモは石で食われないと言う…。