おはなし
……読み比べてみたい昔話
共に<誕生話>をテーマとしたお話です。
高橋ハナさんの昔話CD(第2巻)の内容はこちら
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昔、母親が男の赤ん坊を田圃で寝かせて仕事をしていたら、鷲にさらわれた。鷲は遠い寺の屋根にその子を捨て、和尚に育てられ偉い坊さんになった。ある日、その坊さんが駕籠で行くと、形見の布を持った婆さがでてきて…。
ある所に百姓の男がいて、田の草取りをしていると雷様が落ちてきた。見たら頭に二本角を生やした子供の鬼だった。子供の鬼は「あの川の舟に水をいっぱい入れて笹の葉を入れてくれたら、男の子を授けるという…。
昔、爺さは柴刈りに婆さは洗濯に行った。洗濯をしていると香箱が流れて来たので持って帰って開けると瓜姫が入っていた。爺さと婆さはアマンジャクを家に入れるなと言ったが、瓜姫は入れて頭から食われてしまった…。