異類婿（『高橋ハナ昔話集』）
- 異類婿（いるいむこ）
- 「異類聟譚では、来訪する異類は、もはや嫌(いと)うべきものと観念されて登場する。そして、その妻たるべき女は、両者の関係の破綻への要因を積極的に用意する。したがって、この場合、異類の胤(たね)が人界に留まるはずはない。あるいは、心やさしい動物などの側に身を寄せてきく聴者には、人間の身勝手さが思われ、いかにも異類の哀れな最期が身にしみたものとなる。」（『日本昔話事典』弘文堂1977より）
……読み比べてみたい昔話
共に＜異類婿＞をテーマとしたお話です。
