おはなし
……読み比べてみたい昔話
共に<動物の闘争>をテーマとしたお話です。
高橋ハナさんの昔話CD(第2巻)の内容はこちら
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竜宮の乙姫が病気になり、薬は猿の生胆だと言われ、亀に猿を連れてこさせた。猿は竜宮で御馳走を食い喜んでいたが、クラゲが猿の生胆を取るために呼んだことを話してしまう。猿は亀に生胆を干してきたと言い…。
昔、ある所に爺さと婆さがいて、狼が飼い馬を食いに来た。寝物語に爺さは狼より「ふるやのもり」が恐いと言う。それを聞いた狼は恐くなって逃げようとしたら、「ふるやのもり」が飛びついて狼の耳を握りしめた…。
ある所に猿と蟹がいて、山遊びに行った。猿は蟹の握り飯を柿の種と交換し、蟹は大事に育て秋には柿の実が沢山なった。蟹は猿に取るよう頼んだが猿は自分だけ食べて、蟹には固い実を投げて蟹は潰れて腹の中の子蟹が…。
ある所に熊と狐がいて、山奥で畑を作ることになった。狐は種を買ってくるので熊に畑を打ってくれと頼み、狐が、取れたら葉は熊が根は俺が貰おうと決めた。次にまた熊に畑打ちさせて狐は苺の種を買ってきて今度は…。
昔、モズと狐が二人で旨い物を食おうと言う話になり、モズが魚屋を引き付けている隙に狐に魚を盗る事にした。魚屋が籠で魚を売りに来るとモズは魚屋の前で鳴いて、魚屋を引き付けたが、狐は籠の魚を全部食べて…。
ある所に町の鼠と田舎の鼠がいた。田舎の鼠が町の鼠を呼んで米や野菜を沢山食わせた。町の鼠はお礼に町へ招いたが、台所に旨い物は沢山あるが、食べようとすると家の者が出て来て安心して食ってる暇がない…。